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消化器内科症例紹介『逆流性食道炎の治療に苦労した症例』


  • 逆流性食道炎 逆流性食道炎は胃酸が、食道に逆流することで、胸やけ、おなかが張る、げっぷが出る、などの様々な症状が起きます。また胃と食道の境がただれたり、潰瘍ができたり、出血することもあります。

  • 当院では左のような「Fスケール問診票」というもので症状を点数化しています。当院のデータでは1 - 5点の方は症状はあるが、薬が不要の方が多いです。8点以上の方は、薬を飲んで症状を軽くしたい、と考えています。

  • 逆流性食道炎は程度によって、下の5つに分類されます。

  • 治療 治療には胃酸の分泌をおさえる薬が有効で、PPI (プロトンポンプ阻害薬)とPCAB (カリウムイオン競合型酸抑制薬)の2種類の薬がよく使われます。

  • 今回の患者さんです。60歳代の女性の方です。背すじが伸びていて、上品なかたです。当院 循環器内科に、2010年から高血圧、高脂血症のため通院していました。

  • 初めての胃カメラです。5mm以上の粘膜障害を認め、A薬という、PPI の内服を開始しました。開始2か月後、粘膜障害はほぼ改善しました。2年後、のどの違和感を訴えて、よその病院の漢方内科を受診。漢方薬を処方されました。患者はA薬を飲むのを止めてしまいました。

  • のどの奥の焼ける感じを訴え、当院を受診。胃カメラをしました。3/4周以上の粘膜障害を認め、出血していました。前回はA薬を1日1錠飲んでもらいましたが、今回は1日2錠飲んでもらいました。 【A薬の特別な飲み方です】 PPI の治療で効果少なく、重症の粘膜傷害がある時、1日2錠を8週間まで飲むことができます。

  • A薬1日2錠を8週間飲んでもらいました。しかしまだ粘膜障害を認めました。症状は軽くなっていたため、 A薬1日1錠の飲み方に変更しました。変更8週間後。症状は悪化し、粘膜障害の程度が増悪しました。今後の継続投与を考え、当時A薬より強いと言われていたB薬のPPI に変更しました。

  • B薬内服8週間後です。粘膜障害は少し減ったように見えます。しかし依然として粘膜障害があり、のどのイガイガ感などの症状がありました。そこで当時新薬でしたが、PCABのC薬に変更しました。変更8週間後。症状は無くなり、粘膜障害も消えました。C薬は減量して、今も続けて飲んでもらっています。

  • Fスケールと胃カメラ画像を並べてみました。

  • この患者さんから学ぶこと 胃酸をおさえる薬を続けて飲んでもらうように言っておかなかったために、出血するほどの逆流性食道炎になってしまいました。この方の場合、Fスケールの点数はあまり高くないのですが、粘膜障害があります。症状は大事ですがこの方の場合、常に胃カメラで粘膜障害の確認をすることが大切だと感じました。


消化器内科 症例紹介一覧

固定リンク | 2019年04月30日【67】

消化器内科症例紹介『「癌」の範囲診断に30分以上かけた胃癌症例』

 これまで症例の勉強会を数多くしました。その発表症例をわかりやすくしています。まずは苦労した症例から紹介します。


  • 「癌」の範囲診断に30分以上かけた胃癌症例 60歳、男性。前医での胃カメラ検査で胃の出口近くに1cm大の「へこみ」を認め、生検で「胃癌」と診断され、当院に紹介されました。

  • 胃の出口付近。「へこみ」がわかりません、しかし血液がついています。細胞検査(生検)のあとはしばしば出血します。ここが癌なのでしょうか?

  • 「へこみ」が癌の範囲? この範囲でしょうか?

  • ついている「血液」までが癌の範囲? この範囲でしょうか?

  • 範囲がわからず、悩みました。特殊光(NBI)拡大観察を30分以上行いました。

  • 100倍近くに拡大し、微小血管と構造を確認しました。

  • 黄線で囲まれた所が癌と判断し、全体を切除するため内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を行いました。

  • 一部組織がわかれましたが、大きく切り取れた範囲の中に「癌」が全て含まれており、「癌」は治癒しました。

  • この患者さんから学ぶこと 盛り上がったり、明らかにくぼんでいる胃癌の広がりを決めることは難しくありません。しかしこの方のように平らな早期癌は、その範囲がわかりくいことがあります。当院では特殊光(NBI)を用い、約100倍に拡大して癌の表面を根気強く見ます。小さな血管の異常、構造のわずかな異常をとらえて、広がりを正確に判断します。


消化器内科 症例紹介一覧




固定リンク | 2019年04月10日【66】

消化器内科の診療実績(2009年4月1日~2018年3月31日)を公開致しました。

詳しくはこちらをご覧ください。

http://www.medicalcity.jp/outpatient/syoukakinaika-2018.html

固定リンク | 2019年04月04日【65】

内視鏡室に壁面装飾(ホスピタルアート)を導入しました。

当院では胃カメラ、大腸カメラを受ける方の緊張を減らす目的で、富士フイルム※と共同制作し、壁面装飾(ホスピタルアート)を導入しました。 日本では初めての「内視鏡室のホスピタルアート」となります。

詳しくはこちらをご覧ください。

http://www.medicalcity.jp/outpatient/syoukakinaika-art.html

固定リンク | 2019年03月19日【64】

宮崎県外科医会のホームページに当院 院長 東 秀史先生の講演内容が掲載されました。

宮崎県外科医会のホームページ、「先輩医師から若手医師へ」の中で
紹介されています。

詳しい講演内容は、下記リンク先からご一読ください。
https://www.miyazaki-geka.jp/senior/

固定リンク | 2019年01月18日【62】

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